ビザ情報

【留学生向け】就労ビザに変更できるかの確認ポイント

留学生のAさんからご質問をいただきました。
「株式会社○○の内定をもらいました。ビザはとれますか?」

 

就労ビザの一つである「技術・人文知識・国際業務」
これは、一般企業や公的機関などのホワイトカラー職のビザです。

このビザが取れるかは、会社名ではなく職務内容で判断します。
重要なのは、学歴と職務内容に関連性があるかです。

職務の大まかな分類

技術・・・・・SE、プログラマー、機械設計などの技術職

人文知識・・・会計、広報、企画、マーケティング、営業などの総合職業務

国際業務・・・海外取引業務、通訳、翻訳、民間の語学講師、商品開発など

 

ポイント

★大卒の場合、学部で専攻した内容と職務内容が少しでも関係があるならビザが取得できる可能性あり

★専門学校卒の場合、勉強した内容と職務内容が完全に一致していればビザが取得できる可能性あり

 

たとえば、大卒の外国人がIT企業にSEとして就職するためには、情報工学に関連した科目を専攻していることが必要です。
また、日本国内の専門学校を卒業して「専門士」の学歴をもつ外国人が、通訳・翻訳業務で就職するためには、専門学校で専攻した科目が「日本語通訳学科」であることが必須です。

なお、大学は日本と外国どちらの大学を卒業していても認められますが、専門学校は日本の学校卒のみ認められています。

 

内定した会社では、あなたはどんな職務を担当されますか?そして、学校では何を専攻していましたか?

学歴条件が合わなくても職務経験があればビザが認められることがあります。よく分からない場合は、ビザ専門の行政書士へぜひご相談くださいね。

ABOUT ME
閑田 里枝子
行政書士/出入国在留管理局申請取次者 大学卒業後、大手損害保険会社勤務、中国6年在住を経て2015年行政書士登録。東京都千代田区神田で外国人向けの在留資格申請を取扱う。外国人の起業や雇用、永住など在留資格相談実績多数。